『乙女が紡ぐ恋のキャンバス』(ensemble)プレイ感想 -4-

 大事なのは作品を楽しむ心!


乙女が紡ぐ恋のキャンバス


 ensembleより3月30日に発売されました『乙女が紡ぐ恋のキャンバス』です。
 今回のレビューは総括です。
 どれだけ楽しめたのかを僭越ながら点数で評価します。
 そろそろ配点をイジっても良い気がしてきましたが、それはまたの機会に。

 以前のレビュー・あらすじは↓からどうぞ。
 -乙女が紡ぐ恋のキャンバス感想まとめ-
 http://husahusahusako.blog18.fc2.com/blog-category-49.html

 ではでは、レビュースタートです。







(1)シナリオ・テキスト:17/20

 最初のレビューで挙げた4つの項目について触れていきたいと思います。

①シナリオ
 とにかく各個別ルートのボリュームが凄い。
 更に凄いのが、超ボリュームでありながら綺麗にまとめ上げているところでしょうか。
 細かな粗さはあるにしても、最初から最後まで楽しくプレイすることができました。

②ヒロインの魅力
 詳しくはキャラクターの項目で。

③芸術・美術を物語とどう絡めるか
 ルートによって大小の差はあるものの、非常に効果的に絡めていたように思います。
 また、題材本来の堅苦しさを会話主体のテキストで和らげていたのも良かったです。
 個人的には美術・芸術そのものに興味を引かれました。

④主人公の正体、女装であることがいつどのように明かされるのか
 これに関しては少し残念でした。
 上手く話を進めているルートもありましたが、
あまり活かせずにバレてしまっているルートもあったのも事実です。
 
 このボリュームでこの作品をプレイすることが出来たことにただただ感謝です。

 お勧めの攻略順は下のような感じ。

乙女が紡ぐ恋のキャンバス(千晴)
 ↓
乙女が紡ぐ恋のキャンバス(アナスタシア)
 ↓
乙女が紡ぐ恋のキャンバス(幸)
 ↓
乙女が紡ぐ恋のキャンバス(紫月)
 ↓
乙女が紡ぐ恋のキャンバス(怜奈)

 紫月、怜奈の二人は必ず後ろに持ってくるべきですね。
 物語への感情移入の仕方が全く変わってくる気がします。


(2)グラフィック:18/20

 原画はきみしま青さん。
 サブにもう一方とはいらゃっしゃるとは云え、一枚絵は全てお一人で描かれているので、
相当な作業量になったのは想像に容易いところ。
 しかし、グラフィックには全くの乱れはなく、
逆に一人で描いていることを強みにして、とても統一感のあるグラフィックでした。
 綺麗でした。

 しかし、時折挿入されるカットインの一部が少し手を抜いているように感じました。
 「ん…?」と首を捻りたくなるような出来だったので、ちょっと…。


(3)キャラクター:9/10

 怜奈を初めとした魅力的なヒロインに加えて、女装の似合う最強・最萌主人公
 付け入る隙がありませんね。
 ensemble作品に特徴的な嫌味なキャラは登場するのですが、
場を盛り上げるにはどうしても必要な存在ですし、仕方ないでしょうか。

 しかし、主人公可愛すぎるな…。


(4)サウンド・ムービー:10/10

 この満点はBGMやムービーが良かったというよりも、
声優さんの演技が本当に素晴らしかったからです。
 熱演、という言葉が相応しいでしょうね。


(5)オリジナリティー:5/5

 芸術・美術を題材に扱った作品は幾千とありますが、
今作はどの作品よりも真摯に題材を取り扱っていたように思います。
 ここまで芸術・美術について考えたのは久々でした。
 美術・芸術に興味のある方には垂涎モノかもしれませんね。


(6)システム・コンフィグ:9/10

 前作までのゲームエンジンから一新され、とても快適なゲーム環境となりました。
 選択肢が少ないのは少し寂しい気持ちになりますね。


(7)Hシーン:4/5

 綺麗なCGに加え声優さんの熱演もあり、非常に濃いシーンが揃っていました。
 女装のままでのシーンもあり、なんともいえない背徳感があったのも良かったです。
 ですが、キャラによってシーン数にバラつきがあったのは残念でした。


(8)お気に入り:19/20

 ひとつ愚痴をこぼしたいところではありますが、
そんな事を書いても不毛の至りですので、心の内に留めておきます。
 乙女恋は面白かった。
 その事実だけあれば十分です。


 ということで、合計は「91点」となりました。
 久々の90点越えです。
 またひとつ素晴らしい作品に出会えて僕ぁ幸せです。






 ということで、『乙女が紡ぐ恋のキャンバス』の感想をこれにて閉幕です。
 純粋に楽しむことができなかったのは残念でしたが、
作品に罪はありませんし、終わってみれば本当に面白い作品だった。
 本当にそれだけで十分なんです。

 ではでは、今回はこの辺で。
 『Friends』より先に書き切ってしまったなぁ…。
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