『桜ノーリプライ』(onomatope*)プレイ感想 -4-

桜ノーリプライ-onomatope*

onomatope*より5月25日より発売されました『桜ノーリプライ』です。
4回目の今回は総括です。
「いかに楽しめたか」を表現できていればと思うのですが、はたして…。

あらすじ・以前の記事等は↓からどうぞ。
-桜ノーリプライ関連記事まとめ-
http://husahusahusako.blog18.fc2.com/blog-category-51.html

ではでは、お付き合いくださいませ。






(1)シナリオ・テキスト:17/20

正直に書きますと、体験版をプレイした段階では結構不安だったんですよね。
主人公の持ち上げが凄いわりには主人公の陰が薄かったですし、
おバカなノリで最後まで押し切るのかななど色々思いました。
ですが、いざプレイしてみるとそんな不安は綺麗さっぱり払拭されました。

まずは主人公である一護についてですが、要所で輝きを見せてくれました。
普段は会話主体というテキストスタイルからあまり顔を出さないのですが、
物語の要となるシーンでは格好良さを発揮していました。
流石はピースキッズのリーダーです。

モノローグをほとんど挟まない会話主体のテキストスタイルを最初から最後まで貫き通しました。
会話の連続ですので、全く飽きることなくプレイすることができました。
これは本当に凄いというか、今作のアイデンティティーとなった要素ですね。

シナリオは本当に色んな事を考えさせられました
普段はピースキッズの仲間たちと一緒に馬鹿なことをやっているのですが、
何か目的が出来た際には一致団結してひたすらに頑張る。
そういう主人公たちの姿というのはとても眩しいものがありました。
それゆえに、何度も泣きました。
共通部分に5つの個別ルート、いずれでも泣いた気がします。
ストーリーそのもの以上に感情に訴えかけて来る何かがありましたね。
うーん・・・、いったい何なんでしょうね。

ただ、全体的に思ったのは、話がやけにあっさりしていること。
問題の解決であったり、新しい事実の発覚であったりを、
時間をあまりかけずに消化していくのは見ていて勿体ないように感じました。
ですが、あっさりしているという印象を抱いたにも関わらず、
ボリュームは決して少なくないんですよね。
恐らくですが、色んな要素をたくさん詰め込んだ結果が
この「あっさり」という印象を抱かせているのではないかと思います。
話が冗長になるよりは遥かに良いので、難しいところです。
しかし、こういう所でライターさんの力量というのが真に問われるのかなという気がします。

お勧めのプレイ順は、
桜ノーリプライ-onomatope*千代子
 ↓
桜ノーリプライ-onomatope*もも
 ↓
桜ノーリプライ-onomatope*眠兎
 ↓
桜ノーリプライ-onomatope*美栗
 ↓
桜ノーリプライ-onomatope*
が良いのではないかと提案してみます。
そこまで攻略順にこだわる必要はないと思いますが、
苺と眠兎はなるべく後にした方が良いのではないでしょうか。
ストーリーのベクトルの向きが全然違っている気がしますので…。



(2)グラフィック:20/20

そもそもこの作品に興味を引かれたきっかけというのが、
ぱん先生と羽鳥ぴよこ先生のお二人が原画を担当されているというトコロが大きく寄与していたので、
グラフィックには大きな期待をかけていました。

ぱん先生が描く柔らかく優しいヒロイン、
羽鳥先生が描く繊細なタッチで可愛さと綺麗さを兼ね備えたヒロイン。
実際に製品版をプレイしてみても凄く魅力的なグラフィックでした。
どのヒロインも色んな表情を見せてくれて本当に満足です。

今作『桜ノーリプライ』のような温かみのあるグラフィックというのは本当に貴重だと思います。
今後の作品もこのようなグラフィックで作品を彩って欲しいですし、
ひいては、ぱん先生と羽鳥先生がまた原画を担当されることを心より期待しております。



(3)キャラクター:10/10

ピースキッズの面々はもちろんのこと、先生におばあちゃんたちも皆良かったですね。
何気に観光課の喰馬さんの印象が強いですねw

体験版で心配していた主人公も要所要所で輝きを見せていました
やっぱりピースキッズのリーダーなんだなぁと思いましたね。

お気に入りのヒロインはもちろん全員ですね。
良いトコしかなくて悪い印象を抱く余地がなかったですね。
みんな可愛いです。

桜ノーリプライ-onomatope*
でも、敢えて一番を挙げるとすれば、ですね。
苺みたいな優しい感じの子が好きになりやすかったりします。
怒らせると恐いというギャップも良いですよねw



(4)サウンド・ムービー:10/10

OP曲・ED曲各曲で全6曲
どの曲も聴き応えがあります。
OP曲については以前から書いてきたので置いておいて、
ED曲でお気に入りはこの曲。


コーラスが凄く良いです。

BGMは自己主張が控えめで場面場面に馴染んでいました。

で、ストーリーがストーリーなだけに、声優さんの演技が凄い
キャラクターに命を吹き込むのが声優さんのお仕事なんだなぁと改めて実感しました。



(5)オリジナリティー:3/5

個人的には『桜ノーリプライ』は唯一無二の作品となったのですが、
客観的に振り返るとまた違った印象が芽生えてきますね。

どうしても世界観が“あの作品”とダブるんですよね…。
あの作品のようなものを期待して興味を持ったユーザーも多いでしょうし、
「作品を知ってもらう」という観点からすれば決して間違ってはいない戦略だと思います。
ですが、『桜ノーリプライ』という作品で勝負をする姿勢を見せて欲しかったのが
『めちゃ婚!』からonomatope*のファンになったユーザーとしての気持ちです。

ただ、テキストスタイルが本当に独特で、他作品にはまず無いものでしたので、
そこは十分に評価できると思います。



(6)システム・コンフィグ:8/10

コンフィグなのですが、コンフィグ画面からだけでなく、
画面上のメニューバーからも細やかにゲーム環境を調節できるようになっています。
これらを併用すればかなり快適になるのではないかと思います。
また、デフォルトのオートモードの速度がすごく良かったですね。
調節する必要がなかったです。

システムとしては、セリフの途中で表情が変わったり背景の演出であったりなど、
細やかな工夫が施されていました。

で、問題は選択肢
一周プレイしてしまうと大体の話の流れというのが掴めてしまうので、
二周目以降の新鮮味が少し欠けてしまっていたかもしれません。



(7)Hシーン:2/5

グラフィックも良かったですし、声優さんも大変熱演されていたのですが、
うーん、なんと言えばいいのか…。
Hシーンに入るタイミングが非常に悩ましいんですよね。
話の流れとしては自然なのですが、
プレイしている側からしてそこで情欲が沸いてくるか、というトコロなんですよね。
良い話なだけに。

あと、1シーンに辺り一枚絵1枚というのはちょっと寂しいと個人的に思います。



(8)お気に入り:20/20

とてもとても面白かったです。
面白かったと同時に色んな気持ちが頭の中を去来して、
明日を向いて頑張ろうという意志が少し強くなったかもしれません。
今後もonomatope*の作品に期待大です。



ということで、合計点は「90点」となりました。
他の5月の新作のプレイが終わったら2周目に勤しみたいと思います。
いつまでも浸っていたくなる、そんな温かい作品です。






ということで、『桜ノーリプライ』のレビューはこれにて終了です。
…今回のレビューは本当に難産でした。
というのも、思うところが多すぎて滝のように色んな気持ちが流れてくるので、
それを文章に表すのがとにもかくにも大変でした。
今回のレビューは文章量が多い方だと思うのですが、
それでも自分の気持ちというのは半分も表せていないような気がします。
もっと表現力が身に付くと良いのですが、なかなか習得できないものです。

とにかく、「桜ノーリプライは面白い作品である」ということが伝わっていると幸いです。
あー!誰かと『桜ノーリプライ』を語り合いたい!

ではでは、今回はこの辺で。
明日か明後日にもう一つ記事を書きますので、またお付き合いいただけると嬉しいです。

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